9router で QCode を使う
ローカルのマルチプロバイダールーター 9router に QCode.cc をカスタムプロバイダーとして追加し、プロバイダー横断のフォールバックと一元管理を実現する
9router で QCode を使う¶
9router はローカルのマルチプロバイダー AI ルーティングプロキシです。自分のマシン上で OpenAI 互換サービス(デフォルト http://localhost:20128/v1)を起動し、Claude Code、Cursor、Cline、Codex などのツールからのリクエストを一括で引き受け、設定したルールに従って複数の上流プロバイダーへ転送します(自動フォールバック / クォータ枯渇時の切り替え / 出力圧縮によるトークン節約などを含む)。概念的には QCode 自前の CCR に似ていますが、違いは 9router が自分のマシン上で動き、自分で管理する点です。
具体的な機能・ポート・UI は 9router 公式リポジトリ を参照してください。本記事では「QCode をどう追加するか」のみを扱います。
いつ必要か¶
- QCode に直接つなぐ方がシンプルで安定:QCode しか使わないなら、ツールの BASE_URL を
api.qcode.ccに向けるだけでよく、9router は不要です。 - 9router が向いている場面:QCode を他のプロバイダー(サブスク版、無料枠、自前構築など)と併用したく、統一されたエントリーポイント、自動フォールバック、プロバイダー横断の切り替え、トークン圧縮が必要なとき、QCode を 9router のプロバイダーの一つ(主力またはフォールバック層)として登録できます。
QCode をプロバイダーとして追加する¶
- 9router のドキュメントに従って起動し、ローカルコンソール(デフォルト
http://localhost:20128)を開きます。 -
Providers(プロバイダー) でカスタム / OpenAI 互換(Compatible Node)プロバイダーを新規追加します:
-
Endpoint / Base URL:
- チャット(GPT 系):
https://api.qcode.cc/openai/v1 - チャット(Claude 系、9router が Anthropic プロトコルノードに対応している場合):
https://api.qcode.cc/api - 画像(任意):
https://api.qcode.cc/qcode-img/v1(下記の注意を参照) - 中国本土ではドメインを
asia.qcode.ccに変えるとレイテンシが下がります。
- チャット(GPT 系):
- API Key:あなたの QCode API Key(
cr_で始まる)。 - モデル / エイリアス:必要に応じて
claude-opus-4-8、claude-sonnet-4-6、gpt-5.5、gpt-5.4、gpt-5.3-codexなどを登録します。 - この QCode プロバイダーをティア / フォールバックチェーンに組み込みます(例:主力として、または他のプロバイダーがクォータを使い切った後のフォールバック層として)。
- ツール(Claude Code / Cursor / Cline など)を 9router のローカルエントリー
http://localhost:20128/v1に接続するだけです。以降は 9router がいつ QCode へルーティングするかを決めます。
QCode 直接 vs 9router 経由¶
| QCode 直接 | 9router 経由 | |
|---|---|---|
| 設定の複雑さ | 低(BASE_URL を 1 つ入れるだけ) | 中(provider / tier / エイリアスの設定が必要) |
| マルチプロバイダーフォールバック | なし | あり(QCode を主力またはフォールバックにできる) |
| チーム共有 | 可(クラウドサービス) | 不可(9router はローカルのみ、設定はメンバー間で共有されない) |
| 利用統計 | QCode 管理画面 probe.qcode.cc で正確 | 9router は自身のルーティング選択のみを反映し、クォータは QCode 管理画面が基準 |
| 安定性 | 直接が最も安定 | ローカルプロキシ層が 1 つ増える |
注意事項¶
- ローカルのみ:9router はローカルで動き、設定はチームメンバー間で共有されません。
- 画像ルーティングは要自己検証:9router は
/v1/images/generationsを公開していますが、「9router 経由で QCode のgpt-image-2を呼ぶ」のは未検証で、追加設定が必要な場合があります。安定性が必要なら画像は直接 image-2 を推奨します。 - クォータは QCode 管理画面が基準:9router の統計は QCode の実際のアカウントクォータと同じではありません(Key ごとの 1 日上限などは QCode 管理画面 / probe.qcode.cc が基準)。
- プロトコルとパスの対応:
/openai/v1は OpenAI プロトコル、/apiは Anthropic プロトコル、/qcode-img/v1は画像用です。詳細は 接続ポイントと API フォーマット を参照してください。
1 つの API Key で 3 つのプロトコル(Anthropic / OpenAI / Gemini)を共通利用でき、直接接続も 9router のようなルーター経由も可能です。QCode.cc の料金 をご覧ください。