OpenClaw 接続

OpenClaw に QCode.cc をモデルプロバイダーとして設定する:openclaw.json の models.providers の書き方、onboard ウィザードの Custom Provider、接続の確認方法

最終更新 2026-09-18
目次

最終確認:2026-09-18 · 📄 公式ドキュメント準拠(OpenClaw v2026.9.4、2026-09-11 公開)

概要

項目 内容
利用できるモデル Claude ✅(Anthropic プロトコル)· GPT ✅ · 中国系モデル ✅ · Gemini ⚠️(上流に google-generative-ai アダプターはあるが本項では未検証)
プロトコルと Base URL Anthropic:https://api.qcode.cc/api · OpenAI:https://api.qcode.cc/openai/v1
設定場所 ~/.openclaw/openclaw.json(JSON5、ホットリロード)または openclaw onboard ウィザード
公式ドキュメント Custom Providers · docs.openclaw.ai

OpenClaw は自分のマシンで動くオープンソースの AI アシスタントです。自己ホスト型の Gateway プロセスが Discord、Telegram、Slack、iMessage などのチャネルに接続し、macOS / Windows / Linux ネイティブアプリもあります。コードエディタではありません——複数のモデルに対する「アシスタント+ゲートウェイ」として使われることが多く、OpenAI / Anthropic 互換エンドポイントを公式にサポートしているため、このセクションに載せています。

前提条件

  • OpenClaw のインストール済み(公式インストーラー curl -fsSL https://openclaw.ai/install.sh | bash。npm で直接入れる場合 Node 24.16+ が必要、公式推奨は 26+、README 参照)。
  • QCode.cc の cr_ キー 1 本(コンソールで作成)。上流ベンダーのアカウントは不要
  • OpenClaw 自身のアカウントも不要。モデルはすべて設定した provider 由来します。

設定手順

ルート A:設定ファイルを直接編集(推奨)

~/.openclaw/openclaw.jsonmodels.providers に追記します。ファイルは JSON5(コメント・末尾カンマ可)で、Gateway が監視して自動リロードするため再起動は不要です:

{
  models: {
    mode: "merge", // keep built-in providers, append QCode
    providers: {
      qcode: {
        baseUrl: "https://api.qcode.cc/api",
        apiKey: "${QCODE_API_KEY}",
        api: "anthropic-messages",
        models: [
          { id: "claude-sonnet-5", name: "Claude Sonnet 5", input: ["text", "image"] },
        ],
      },
      qcode_openai: {
        baseUrl: "https://api.qcode.cc/openai/v1",
        apiKey: "${QCODE_API_KEY}",
        api: "openai-completions",
        models: [
          { id: "gpt-5.6", name: "GPT-5.6" },
          { id: "glm-5.3", name: "GLM-5.3" },
        ],
      },
    },
  },
}

3 つのポイント(出典:公式 custom-providers ドキュメント):

  • apiKey${ENV_VAR} 展開に対応。上流はベタ書きではなくシークレット参照・環境変数を推奨しています。
  • api はリクエストアダプター:Anthropic 側は anthropic-messages、OpenAI 側は openai-completionsbaseUrl だけ書いて api を省略すると openai-completions 扱いになります。
  • 画像(ビジョン)を受け取るモデルは input: ["text", "image"] を明示しないと、画像はテキスト参照としてしか渡されません。

ルート B:onboard ウィザードの Custom Provider

openclaw onboard --install-daemon

プロバイダー一覧で Custom Provider を選び(先頭に無い場合は More… の中)、base URL・API Key・互換性・モデル ID の順に入力します。ウィザードは保存前に実際の補完を試みます(公式表現:verifies a real reply before saving)。URL の打ちミスはこの時点で検出されます。

非インタラクティブ(スクリプト向け)の等価コマンド、Claude モデルの例:

openclaw onboard --non-interactive --accept-risk \
  --auth-choice custom-api-key \
  --custom-base-url "https://api.qcode.cc/api" \
  --custom-model-id "claude-sonnet-5" \
  --custom-api-key "$QCODE_API_KEY" \
  --custom-compatibility anthropic

🔴 綴りが 2 箇所違います:ウィザードのフラグ --custom-compatibility の値は anthropic、設定ファイルの api の値は anthropic-messages です(onboard ドキュメント)。

接続の確認

  1. ルート B を使った場合、保存前にウィザードが実リクエストで検証済みです。
  2. ルート A の場合、まず ping などで一文投げてみます。失敗したら ~/.openclaw/openclaw.json の JSON5 構文(コメントや余分なカンマ)を先に確認してください。
  3. パスとキーの到達だけを確認する場合:
curl -s -o /dev/null -w '%{http_code}\n' -X POST https://api.qcode.cc/api/v1/messages \
  -H "x-api-key: $QCODE_API_KEY"
# → 401 = キー無効;JSON エラー以外のコード = パス到達OK
  1. すべてのリクエスト(OpenClaw が送ったものを含む)は probe.qcode.cc に記録されます。キーを入力すると実際のモデルとステータスコードが見えます。駄目な場合は トラブルシューティング の順に確認してください。

既知の制限

  • Base URL の形式についての注意:公式の anthropic-messages 実例(Synthetic、MiniMax)はいずれも baseUrl/v1付けません(例 https://api.minimax.io/anthropic)。本頁もそれに倣い https://api.qcode.cc/api を使っています。ただし OpenClaw が実際に付与するパスは公式ドキュメントに逐語の記載がなく、当方で実測もしていません。リクエストが 404 になる場合は baseUrl を完全パス https://api.qcode.cc/api/v1/messages に変更してください。
  • openai-responses アダプターは「/v1/responses 対応バックエンド専用」の公式説明どおり、QCode では GPT 系専用です。中国系モデルは openai-completions 経由で(プロトコル対応表は エンドポイントと API 形式)。
  • 非直結の anthropic-messages エンドポイントでは OpenClaw は Anthropic の beta ヘッダーを抑制します(公式挙動)。サードパーティ製ゲートウェイには好都合です。他のツールで anthropic-beta 起因の 400 が出ていても、OpenClaw の問題ではありません。
  • Gemini 系統(google-generative-ai)は公式列挙値に存在しますが、QCode の /gemini エンドポイントの baseUrl 形式は今回未検証のため例を載せていません。
  • 公式ドキュメントは GitHub の main ブランチが正本で、docs.openclaw.ai は若干遅れることがあります。

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