Kimi Code CLI 設定
Kimi Code CLI を config.toml で QCode.cc に接続:Claude は type anthropic、GPT と中国系は type openai
API キーが必要ですか? 登録する →エンドポイントと Base URL →
目次
最終確認:2026-10-13 · 📄 公式ドキュメント準拠(Kimi Code CLI 2.1.1)
概要¶
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使えるモデル | Claude ✅(type = "anthropic")· GPT ✅ · 中国系モデル ✅(type = "openai")· Gemini ❌(QCode は Gemini 系列を取り扱っていません。Claude、GPT または中国系モデルをご利用ください) |
| プロトコルと Base URL | Anthropic Messages:https://api.qcode.cc/api · OpenAI Chat Completions:https://api.qcode.cc/openai/v1 |
| 設定する場所 | ~/.kimi-code/config.toml — プロトコルごとに [providers.<name>] テーブル、モデルごとに [models.<alias>] エントリ |
| 公式ドキュメント | moonshotai.github.io/kimi-code |
Kimi Code CLI は Moonshot AI による、ターミナルで動くコーディングエージェントです。公式ドキュメントはモデルの調達経路を三つ挙げています。Kimi Code マネージドサービスへのワンクリックログイン、そして「connecting Claude with an Anthropic API key, or connecting third-party inference services via the OpenAI-compatible protocol」です。後者の二つは QCode が公開している二つのエンドポイントそのものなので、QCode の API キー 1 本で Claude・GPT・中国系モデルを同じツール内で使えます。作成時点の最新版は 2.1.1(2026-09-24)です。
どのプロトコルを使うか¶
[providers.<name>] の type フィールドが、どのプロトコル実装を使うかを決定します。公式のフィールド一覧には六つの値 — kimi、anthropic、openai、openai_responses、google-genai、vertexai — が並んでいますが、QCode への接続で必要なのは二つだけです。
| 使いたいモデル | type |
base_url |
|---|---|---|
claude-sonnet-5、claude-opus-5、claude-haiku-5-5 |
anthropic |
https://api.qcode.cc/api |
gpt-6.1-sol、gpt-6-sol と中国系モデル |
openai |
https://api.qcode.cc/openai/v1 |
🔴 Claude モデルを OpenAI 互換エンドポイントに向けないでください。 QCode は Claude 系列を Anthropic Messages のエンドポイントでのみ提供しており、claude-* を https://api.qcode.cc/openai/v1 に送ると拒否されます。二つのエンドポイントは互換性がありません。詳しくはエンドポイントと API パスを参照してください。
Base URL は上の表どおりに記載します。/api または /openai/v1 で終え、/v1/messages や /chat/completions は追記せず、末尾スラッシュも付けないでください。
インストール¶
公式は二つの経路を用意しています。インストールスクリプト(Node.js の事前導入が不要なので推奨)と、npm からのグローバル導入です。
# macOS / Linux
curl -fsSL https://code.kimi.com/kimi-code/install.sh | bash
# Windows(PowerShell)
irm https://code.kimi.com/kimi-code/install.ps1 | iex
# npm — まず node --version で実行環境を確認
npm install -g @moonshot-ai/kimi-code
npm 経路は Node.js 22.19.0 以降が必須です。スクリプトは最新のリリースを取得し、チェックサムを検証し、kimi 実行ファイルを PATH に置きます。コマンドが使えることを確認したら、プロジェクトディレクトリに移動して kimi を実行し、対話 UI を開いてください。
kimi --version
cd your-project
kimi
Claude の設定(type = "anthropic")¶
認証情報は設定ファイルからのみ読み込まれます。公式は「does not fall back to shell environment variables automatically: running export KIMI_API_KEY in the terminal does not give any provider its key」と明言しています。つまりキーをファイルに書き込むか、api_key_env で変数名を指定して CLI にリクエストのたびに読み込ませるかの二択です。
# ~/.kimi-code/config.toml
default_model = "claude-sonnet-5"
[providers.qcode]
type = "anthropic"
base_url = "https://api.qcode.cc/api"
api_key_env = "QCODE_API_KEY"
[models."claude-sonnet-5"]
provider = "qcode"
model = "claude-sonnet-5"
max_context_size = 262144
export QCODE_API_KEY=cr_your_qcode_key
qcode は自分で決めた provider 名にすぎません。各 [models.<alias>] は必須フィールドの provider 経由でそこに戻ります。環境変数を使いたくない場合は api_key_env を api_key = "cr_your_qcode_key" に置き換えてください。公式は「API key, written in plain text in the config file」と注記しており、api_key と api_key_env は相互排他なので設定するのは一方だけです。
| フィールド | 所属テーブル | 記入内容 |
|---|---|---|
type |
providers | anthropic(公式の位置づけは「For connecting to the Claude API」) |
base_url |
providers | https://api.qcode.cc/api。未指定なら Anthropic SDK の既定に従います |
api_key / api_key_env |
providers | キーそのもの、またはキーを格納した変数名 |
custom_headers |
providers | 省略可。各リクエストに付与する追加 HTTP ヘッダー |
provider |
models | 必須。上で定義した provider 名 |
model |
models | 必須。サーバーへ送るモデル ID(例 claude-sonnet-5) |
max_context_size |
models | 必須、1 トークン以上。上の例の 262144 は仮の値です。実際に使うモデルのコンテキスト長を記入 |
max_output_size |
models | 省略可。max_tokens に対応し、現状は anthropic provider だけが読みます |
中国本土:Anthropic 側は
https://asia.qcode.cc/apiとhttps://us.qcode.cc/apiでも応答します。キーは同じものを使います —base_urlのホスト名だけを入れ替えてください。 能力フラグ:標準の Claude モデル名なら vision・tool use・Thinking は自動的に有効になります。公式が網羅していないモデル名は[models.<alias>]でcapabilities(thinking、image_in、tool_useなど)を明示的に宣言する必要があり、このタグは追加されるだけで削除されることはありません。
GPT と中国系モデルの設定(type = "openai")¶
同じファイルでもう一方のエンドポイントです。openai 型は公式に「For connecting to the OpenAI Chat Completions protocol, as well as any third-party service compatible with that protocol (override base_url as needed)」と記載されています。既定値は https://api.openai.com/v1 なので、base_url を上書きして初めて OpenAI ではなく QCode への接続になります。
[providers.qcode-openai]
type = "openai"
base_url = "https://api.qcode.cc/openai/v1"
api_key_env = "QCODE_API_KEY"
[models."gpt-6.1-sol"]
provider = "qcode-openai"
model = "gpt-6.1-sol"
max_context_size = 262144
[models."deepseek-v4.1-flash"]
provider = "qcode-openai"
model = "deepseek-v4.1-flash"
max_context_size = 262144
[models."qwen3.8-max"]
provider = "qcode-openai"
model = "qwen3.8-max"
max_context_size = 262144
- 点を含む別名は引用符で囲む。
gpt-6.1-solやqwen3.8-maxは[models."qwen3.8-max"]と書きます。引用符がないと TOML は点を入れ子テーブルの区切りとして解釈します。フィールド名自体は一貫して snake_case(default_model、max_context_size)です。 - 上の数値は必須フィールドの暫定的な値です。実際のコンテキスト長はモデル側の仕様をご確認ください。課金はトークン単位で、モデル別の単価は qcode.cc/models に掲載されています。
- 二つの provider は同一の設定ファイルに共存できます。セッション単位の指定は
-m <別名>です(起動オプションは設定ファイルより優先されますが、有効なのは今回の起動中だけ)。TUI 内では/modelで切り替えます。default_modelはmodelsで定義済みの別名のいずれかでなければなりません。 - 推論出力:サードパーティの推論モデルでは
reasoning_contentフィールドとreasoning_effortの注入を CLI 側が自動的に処理します。ゲートウェイが標準外の名前で推論内容を返す場合は、モデル別名にreasoning_keyを設定して上書きしてください。 - このエンドポイントで使える ID は中国系モデルの一覧を参照してください。
claude-*はここでは使えません。
疎通確認¶
TUI を起動せずにファイルを検証します。
kimi doctor
kimi doctor config
kimi doctor は TUI を起動せず両ファイルを変更することもなく config.toml と tui.toml を検証します(公式の表記:「Validate config.toml and tui.toml without starting the TUI or modifying either file」)。検査対象がすべて有効またはスキップなら終了コード 0、欠落または無効が一つでもあれば 1 です。公式が書く検査対象はこの 2 つのファイルまでで、エンドポイントが応答するかを確かめるという記載はありません。
CLI が実際に登録した内容を確認します。
kimi provider list
その後 TUI で /provider を入力すると、対話型の provider manager が開き、設定済み provider の閲覧・追加・削除ができます。kimi provider はスクリプトや CI 向けの非対話の等価コマンドです。
最後にエンドポイントへ直接リクエストします(キーはお使いのものに置き換えてください)。
KEY="cr_your_qcode_key"
curl -X POST https://api.qcode.cc/api/v1/messages \
-H "x-api-key: $KEY" \
-H "anthropic-version: 2023-06-01" \
-H "content-type: application/json" \
-d '{"model":"claude-sonnet-5","max_tokens":32,"messages":[{"role":"user","content":"ping"}]}'
このページは公式ドキュメントに基づいて作成しており、上のリクエストを実際の API キーで実行していないため、ステータスコードは約束しません。返る JSON のエラー本文を見れば、パス違い・キー違い・モデルがそのエンドポイントに無い、の三種類が区別できます。
公式にはサードパーティのカタログを使う近道もあります:
kimi provider catalog add anthropic --api-key sk-ant-... --default-model claude-opus-4-7。この経路ではプロトコル種別・base URL・モデル一覧をカタログが供給し、--base-urlでエンドポイントを上書きできます(--default-modelはdefault_modelを<providerId>/<modelId>に設定します)。例の中の ID はこの公開カタログ由来のもので QCode のモデルではありません。QCode がこのカタログに載るかは本ページで未確認のため、上の TOML 記載を推奨します。
既知の制限とトラブルシューティング¶
| 症状 | 公式ドキュメントの記述 | 対処 |
|---|---|---|
| 起動時に provider の認証情報が無いとエラー | 優先順位は api_key または api_key_env(いずれか一方のみ)→ [providers.<name>.env] のキー → すべて欠ければ起動失敗 |
anthropic 型の慣用キー名は ANTHROPIC_API_KEY と ANTHROPIC_BASE_URL で、[providers.qcode.env] に書きます。シェル検索ではなく設定ファイル内のキーです。/models 更新時は、宣言した変数が未設定または空の provider だけが失敗として報告され、他の provider には影響しません |
export ANTHROPIC_API_KEY=… が効かないように見える |
シェル変数は汎用のフォールバックではありません。シェルを読む明示的な経路は provider の api_key_env と KIMI_MODEL_* の二つだけです |
api_key_env を使ってください。KIMI_MODEL_PROVIDER_TYPE は kimi、anthropic、openai を受け付け、KIMI_MODEL_NAME を設定するとメモリ上に一時的な provider が合成され、再起動で消えます |
| ファイルを編集しても反映されない | 起動オプションは設定ファイルより優先され、今回のセッションにのみ適用されます。設定ファイルは起動時に読まれます | kimi を再起動するか、/reload を実行して最新の config.toml を適用してください |
| 点を含む別名を引用符なしで書くと設定エラー、またはエイリアスが見つからない | default_model は models で定義済みの別名である必要があり、点を含む別名を引用符なしで書くと入れ子テーブルになります |
別名を引用符で囲ってください:[models."qwen3.8-max"] |
| 404 やパスエラー | サードパーティ製ゲートウェイでのパス結合の詳細は公式に記載がありません | base_url は /api(Claude)または /openai/v1(GPT・中国系)で終え、末尾スラッシュと API パスの手書き追記は不要です |
openai provider で Claude が拒否される |
— | QCode はこのエンドポイントで Claude 系列を提供していません。type = "anthropic" に戻してください |
| プロジェクトごとに別エンドポイントが必要 | 現状は単一のユーザーレベル設定ファイルのみで、プロジェクトレベルの設定機構はありません。どこに置いてもファイル名は config.toml です |
起動前に KIMI_CODE_HOME をプロジェクト別のデータディレクトリへ向けてください |
ツール自体の話以外に、次の点もご注意ください。
- Gemini:Kimi Code には Google Gemini API へ直接接続する
google-genai型がありますが、QCode は Gemini 系列を取り扱っていません。Claude、GPT または中国系モデルをご利用ください。 - luna 系列:QCode は
gpt-6-lunaとgpt-5.6-lunaを取り扱っていません。gpt-6.1-sol、gpt-6-sol、gpt-5.6-terraなど他の GPT モデルをご利用ください。 max_output_sizeはanthropicprovider だけが読み込むため、openai別名で出力上限を設定しても効果がありません。- 用途に合ったモデル選びはモデル選択を、このツールの範囲外で失敗する場合はトラブルシューティングの手順に沿って確認してください。
関連ドキュメント¶
- エンドポイントと API パス — プロトコルとモデル系列の対応表
- ツール互換性 — どのツールがどのエンドポイントを使うか
- 中国系モデル — OpenAI 側の ID と経路
- モデル選択 — 用途別の選び方
- OpenCode 設定 — 同じ二つのエンドポイントを使う別のターミナルエージェント
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API キーひとつで Claude Code・Codex などに対応。トークン従量課金で、各モデルの単価は qcode.cc/models に掲載