Kimi Code CLI 設定

Kimi Code CLI を config.toml で QCode.cc に接続:Claude は type anthropic、GPT と中国系は type openai

最終更新 2026-10-14

API キーが必要ですか? 登録する →エンドポイントと Base URL →

目次

最終確認:2026-10-13 · 📄 公式ドキュメント準拠(Kimi Code CLI 2.1.1)

概要

項目 内容
使えるモデル Claude ✅(type = "anthropic")· GPT ✅ · 中国系モデル ✅(type = "openai")· Gemini ❌(QCode は Gemini 系列を取り扱っていません。Claude、GPT または中国系モデルをご利用ください)
プロトコルと Base URL Anthropic Messages:https://api.qcode.cc/api · OpenAI Chat Completions:https://api.qcode.cc/openai/v1
設定する場所 ~/.kimi-code/config.toml — プロトコルごとに [providers.<name>] テーブル、モデルごとに [models.<alias>] エントリ
公式ドキュメント moonshotai.github.io/kimi-code

Kimi Code CLI は Moonshot AI による、ターミナルで動くコーディングエージェントです。公式ドキュメントはモデルの調達経路を三つ挙げています。Kimi Code マネージドサービスへのワンクリックログイン、そして「connecting Claude with an Anthropic API key, or connecting third-party inference services via the OpenAI-compatible protocol」です。後者の二つは QCode が公開している二つのエンドポイントそのものなので、QCode の API キー 1 本で Claude・GPT・中国系モデルを同じツール内で使えます。作成時点の最新版は 2.1.1(2026-09-24)です。

どのプロトコルを使うか

[providers.<name>] の type フィールドが、どのプロトコル実装を使うかを決定します。公式のフィールド一覧には六つの値 — kimi、anthropic、openai、openai_responses、google-genai、vertexai — が並んでいますが、QCode への接続で必要なのは二つだけです。

使いたいモデル type base_url
claude-sonnet-5、claude-opus-5、claude-haiku-5-5 anthropic https://api.qcode.cc/api
gpt-6.1-sol、gpt-6-sol と中国系モデル openai https://api.qcode.cc/openai/v1

🔴 Claude モデルを OpenAI 互換エンドポイントに向けないでください。 QCode は Claude 系列を Anthropic Messages のエンドポイントでのみ提供しており、claude-* を https://api.qcode.cc/openai/v1 に送ると拒否されます。二つのエンドポイントは互換性がありません。詳しくはエンドポイントと API パスを参照してください。

Base URL は上の表どおりに記載します。/api または /openai/v1 で終え、/v1/messages や /chat/completions は追記せず、末尾スラッシュも付けないでください。

インストール

公式は二つの経路を用意しています。インストールスクリプト(Node.js の事前導入が不要なので推奨)と、npm からのグローバル導入です。

# macOS / Linux
curl -fsSL https://code.kimi.com/kimi-code/install.sh | bash

# Windows(PowerShell)
irm https://code.kimi.com/kimi-code/install.ps1 | iex

# npm — まず node --version で実行環境を確認
npm install -g @moonshot-ai/kimi-code

npm 経路は Node.js 22.19.0 以降が必須です。スクリプトは最新のリリースを取得し、チェックサムを検証し、kimi 実行ファイルを PATH に置きます。コマンドが使えることを確認したら、プロジェクトディレクトリに移動して kimi を実行し、対話 UI を開いてください。

kimi --version
cd your-project
kimi

Claude の設定(type = "anthropic")

認証情報は設定ファイルからのみ読み込まれます。公式は「does not fall back to shell environment variables automatically: running export KIMI_API_KEY in the terminal does not give any provider its key」と明言しています。つまりキーをファイルに書き込むか、api_key_env で変数名を指定して CLI にリクエストのたびに読み込ませるかの二択です。

# ~/.kimi-code/config.toml
default_model = "claude-sonnet-5"

[providers.qcode]
type = "anthropic"
base_url = "https://api.qcode.cc/api"
api_key_env = "QCODE_API_KEY"

[models."claude-sonnet-5"]
provider = "qcode"
model = "claude-sonnet-5"
max_context_size = 262144
export QCODE_API_KEY=cr_your_qcode_key

qcode は自分で決めた provider 名にすぎません。各 [models.<alias>] は必須フィールドの provider 経由でそこに戻ります。環境変数を使いたくない場合は api_key_env を api_key = "cr_your_qcode_key" に置き換えてください。公式は「API key, written in plain text in the config file」と注記しており、api_key と api_key_env は相互排他なので設定するのは一方だけです。

フィールド 所属テーブル 記入内容
type providers anthropic(公式の位置づけは「For connecting to the Claude API」)
base_url providers https://api.qcode.cc/api。未指定なら Anthropic SDK の既定に従います
api_key / api_key_env providers キーそのもの、またはキーを格納した変数名
custom_headers providers 省略可。各リクエストに付与する追加 HTTP ヘッダー
provider models 必須。上で定義した provider 名
model models 必須。サーバーへ送るモデル ID(例 claude-sonnet-5)
max_context_size models 必須、1 トークン以上。上の例の 262144 は仮の値です。実際に使うモデルのコンテキスト長を記入
max_output_size models 省略可。max_tokens に対応し、現状は anthropic provider だけが読みます

中国本土:Anthropic 側は https://asia.qcode.cc/api と https://us.qcode.cc/api でも応答します。キーは同じものを使います — base_url のホスト名だけを入れ替えてください。 能力フラグ:標準の Claude モデル名なら vision・tool use・Thinking は自動的に有効になります。公式が網羅していないモデル名は [models.<alias>] で capabilities(thinking、image_in、tool_use など)を明示的に宣言する必要があり、このタグは追加されるだけで削除されることはありません。

GPT と中国系モデルの設定(type = "openai")

同じファイルでもう一方のエンドポイントです。openai 型は公式に「For connecting to the OpenAI Chat Completions protocol, as well as any third-party service compatible with that protocol (override base_url as needed)」と記載されています。既定値は https://api.openai.com/v1 なので、base_url を上書きして初めて OpenAI ではなく QCode への接続になります。

[providers.qcode-openai]
type = "openai"
base_url = "https://api.qcode.cc/openai/v1"
api_key_env = "QCODE_API_KEY"

[models."gpt-6.1-sol"]
provider = "qcode-openai"
model = "gpt-6.1-sol"
max_context_size = 262144

[models."deepseek-v4.1-flash"]
provider = "qcode-openai"
model = "deepseek-v4.1-flash"
max_context_size = 262144

[models."qwen3.8-max"]
provider = "qcode-openai"
model = "qwen3.8-max"
max_context_size = 262144
  • 点を含む別名は引用符で囲む。 gpt-6.1-sol や qwen3.8-max は [models."qwen3.8-max"] と書きます。引用符がないと TOML は点を入れ子テーブルの区切りとして解釈します。フィールド名自体は一貫して snake_case(default_model、max_context_size)です。
  • 上の数値は必須フィールドの暫定的な値です。実際のコンテキスト長はモデル側の仕様をご確認ください。課金はトークン単位で、モデル別の単価は qcode.cc/models に掲載されています。
  • 二つの provider は同一の設定ファイルに共存できます。セッション単位の指定は -m <別名> です(起動オプションは設定ファイルより優先されますが、有効なのは今回の起動中だけ)。TUI 内では /model で切り替えます。default_model は models で定義済みの別名のいずれかでなければなりません。
  • 推論出力:サードパーティの推論モデルでは reasoning_content フィールドと reasoning_effort の注入を CLI 側が自動的に処理します。ゲートウェイが標準外の名前で推論内容を返す場合は、モデル別名に reasoning_key を設定して上書きしてください。
  • このエンドポイントで使える ID は中国系モデルの一覧を参照してください。claude-* はここでは使えません。

疎通確認

TUI を起動せずにファイルを検証します。

kimi doctor
kimi doctor config

kimi doctor は TUI を起動せず両ファイルを変更することもなく config.toml と tui.toml を検証します(公式の表記:「Validate config.toml and tui.toml without starting the TUI or modifying either file」)。検査対象がすべて有効またはスキップなら終了コード 0、欠落または無効が一つでもあれば 1 です。公式が書く検査対象はこの 2 つのファイルまでで、エンドポイントが応答するかを確かめるという記載はありません。

CLI が実際に登録した内容を確認します。

kimi provider list

その後 TUI で /provider を入力すると、対話型の provider manager が開き、設定済み provider の閲覧・追加・削除ができます。kimi provider はスクリプトや CI 向けの非対話の等価コマンドです。

最後にエンドポイントへ直接リクエストします(キーはお使いのものに置き換えてください)。

KEY="cr_your_qcode_key"
curl -X POST https://api.qcode.cc/api/v1/messages \
  -H "x-api-key: $KEY" \
  -H "anthropic-version: 2023-06-01" \
  -H "content-type: application/json" \
  -d '{"model":"claude-sonnet-5","max_tokens":32,"messages":[{"role":"user","content":"ping"}]}'

このページは公式ドキュメントに基づいて作成しており、上のリクエストを実際の API キーで実行していないため、ステータスコードは約束しません。返る JSON のエラー本文を見れば、パス違い・キー違い・モデルがそのエンドポイントに無い、の三種類が区別できます。

公式にはサードパーティのカタログを使う近道もあります:kimi provider catalog add anthropic --api-key sk-ant-... --default-model claude-opus-4-7。この経路ではプロトコル種別・base URL・モデル一覧をカタログが供給し、--base-url でエンドポイントを上書きできます(--default-model は default_model を <providerId>/<modelId> に設定します)。例の中の ID はこの公開カタログ由来のもので QCode のモデルではありません。QCode がこのカタログに載るかは本ページで未確認のため、上の TOML 記載を推奨します。

既知の制限とトラブルシューティング

症状 公式ドキュメントの記述 対処
起動時に provider の認証情報が無いとエラー 優先順位は api_key または api_key_env(いずれか一方のみ)→ [providers.<name>.env] のキー → すべて欠ければ起動失敗 anthropic 型の慣用キー名は ANTHROPIC_API_KEY と ANTHROPIC_BASE_URL で、[providers.qcode.env] に書きます。シェル検索ではなく設定ファイル内のキーです。/models 更新時は、宣言した変数が未設定または空の provider だけが失敗として報告され、他の provider には影響しません
export ANTHROPIC_API_KEY=… が効かないように見える シェル変数は汎用のフォールバックではありません。シェルを読む明示的な経路は provider の api_key_env と KIMI_MODEL_* の二つだけです api_key_env を使ってください。KIMI_MODEL_PROVIDER_TYPE は kimi、anthropic、openai を受け付け、KIMI_MODEL_NAME を設定するとメモリ上に一時的な provider が合成され、再起動で消えます
ファイルを編集しても反映されない 起動オプションは設定ファイルより優先され、今回のセッションにのみ適用されます。設定ファイルは起動時に読まれます kimi を再起動するか、/reload を実行して最新の config.toml を適用してください
点を含む別名を引用符なしで書くと設定エラー、またはエイリアスが見つからない default_model は models で定義済みの別名である必要があり、点を含む別名を引用符なしで書くと入れ子テーブルになります 別名を引用符で囲ってください:[models."qwen3.8-max"]
404 やパスエラー サードパーティ製ゲートウェイでのパス結合の詳細は公式に記載がありません base_url は /api(Claude)または /openai/v1(GPT・中国系)で終え、末尾スラッシュと API パスの手書き追記は不要です
openai provider で Claude が拒否される — QCode はこのエンドポイントで Claude 系列を提供していません。type = "anthropic" に戻してください
プロジェクトごとに別エンドポイントが必要 現状は単一のユーザーレベル設定ファイルのみで、プロジェクトレベルの設定機構はありません。どこに置いてもファイル名は config.toml です 起動前に KIMI_CODE_HOME をプロジェクト別のデータディレクトリへ向けてください

ツール自体の話以外に、次の点もご注意ください。

  • Gemini:Kimi Code には Google Gemini API へ直接接続する google-genai 型がありますが、QCode は Gemini 系列を取り扱っていません。Claude、GPT または中国系モデルをご利用ください。
  • luna 系列:QCode は gpt-6-luna と gpt-5.6-luna を取り扱っていません。gpt-6.1-sol、gpt-6-sol、gpt-5.6-terra など他の GPT モデルをご利用ください。
  • max_output_size は anthropic provider だけが読み込むため、openai 別名で出力上限を設定しても効果がありません。
  • 用途に合ったモデル選びはモデル選択を、このツールの範囲外で失敗する場合はトラブルシューティングの手順に沿って確認してください。

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